犬のフードローテーション完全ガイド|飽きる前に変えるという考え方
「新しいフードに変えたら最初はすごく食べたのに、しばらくすると食べなくなった」
「また違うフードに変えると食べる。でも、また飽きてしまう」
こんな経験はありませんか?
犬にも食の好みがあり、同じものを長く食べていると食いつきが落ちる子もいます。
そこでDOGCAT COCOでも、そんな子へのひとつの方法としておすすめしているのが「フードローテーション」です。
ただし、ここでいうフードローテーションは、
「食べなくなったら、そのたびに違うフードへ変える」
ことではありません。
むしろ大切なのは、
「食べなくなる前に、食べているうちに次のフードへ変えること」
です。
今回は、フードローテーションの考え方や具体的なやり方、注意してほしいことまでまとめてご紹介します。

🐶 愛犬がドライフードを食べなくてお困りの方へ
フードを食べない理由は、「飽き」だけではありません。
食事量・おやつ・運動量・食器・フードの鮮度など、さまざまな原因が考えられます。
フードを変える前に確認してほしいことを、12の方法にまとめています。
フードローテーションとは?
フードローテーションとは、ひとつのフードだけをずっと与え続けるのではなく、愛犬に合ういくつかのフードを計画的に切り替えながら与えていく方法です。
例えば、
A → B → C → A → B → C
というように、あらかじめ食べられるフードを2~3種類ほど見つけておき、それを順番に回していきます。
ポイントは、
「Aを食べなくなったからBにする」のではない
ということです。
Aを普通に食べているうちにBへ。
Bを普通に食べているうちにCへ。
そして、またAへ戻る。
このように、「飽きる前に次へ」というのがDOGCAT COCOで考えているフードローテーションです。
「食べないから変える」と「ローテーション」は違います
ここは、とても大切です。
愛犬がフードを食べなくなると、
「このフードが嫌なのかな?」
「もっと美味しいものなら食べるかな?」
と心配になりますよね。
そこで、
食べない
↓
違うフードに変える
↓
食べる
↓
また食べなくなる
↓
また違うフードへ
と繰り返してしまうことがあります。
でも、犬によってはこの繰り返しによって、
「今のごはんを食べなければ、また違うものが出てくる」
と覚えてしまうこともあります。
これは、フードローテーションとは少し違います。
ローテーションは、
「食べなくなったから変える」のではなく、「普通に食べている段階で計画的に変える」
方法です。
「嫌いになるまで(飽きるまで)食べ続ける」のではなく、まだ美味しく食べられているうちに次へ。
この違いを意識してみてください。

フードローテーションをする理由①|飽きやすい子の食事に変化をつける
一番分かりやすいメリットは、食事に変化をつけられることです。
犬の食いつきには味だけでなく、
- 香り
- 粒の大きさ
- 硬さ
- 食感
- 水分量
など、いろいろな要素が関係します。
そのため、
チキン → 魚 → ラム
のように原材料を変えるだけでなく、
エクストルーダー製 → オーブンベイクド
など、製法や食感の違うフードを組み合わせる方法もあります。
「いつも同じ味・香り・食感」にならないようにすることで、食事を楽しめる選択肢を増やしてあげるイメージです。
フードローテーションをする理由②|「これしか食べられない」を防ぐ
今のフードを毎日しっかり食べているのであれば、
「わざわざ変える必要はないのでは?」
と思うかもしれません。
もちろん、ひとつのフードを問題なく食べ続けられている子に、無理に変更する必要はありません。
ただ、
「Aしか食べたことがない」
よりも、
「AもBもCも問題なく食べられる」
状態にしておくことにはメリットがあります。
例えば将来、
- いつものフードが欠品した
- メーカーで終売になった
- 価格が大きく変わった
- 年齢や体調によって食事を変える必要が出た
- 災害時などにいつものフードが手に入らない
といったことが起こる可能性があります。
そんなときに、今まで一種類しか食べたことがない子よりも、普段からいくつかの食事を経験している子の方が選択肢を持ちやすくなります。
ドライフードだけではなく、ウェットなど異なる食形態に慣れておく「食の柔軟性」という考え方もあります。
今何でも食べる子にもローテーションは使える?
はい。
むしろ、
「今は何でも食べる」
という子だからこそ、いくつかのフードを経験しやすいとも考えられます。
食べなくなってから慌てて選択肢を増やすのではなく、今問題なく食べられるうちに、
「これも大丈夫」
「あれも大丈夫」
というフードを見つけておく。
将来のための選択肢を作っておくイメージです。
具体的にどうローテーションすればいい?
難しく考える必要はありません。
まずは、愛犬が問題なく食べられる主食用フードを2~3種類見つけるところから始めてみましょう。
例えば、
A:チキン系ドライフード
↓
B:魚系ドライフード
↓
C:違う製法・食感のドライフード
↓
Aへ戻る
といった形です。
必ずしも「チキン・魚・ラム」のように原材料を変えなければいけないわけではありません。
同じような原材料でも、メーカーや製法、粒の大きさ、食感などを変えることもできます。
主食として使うフードは表示も確認しましょう
ローテーションの中心として毎日の主食にするのであれば、基本的にはその子の年齢・ライフステージに合った「総合栄養食」を選びましょう。
フリーズドライやウェットフードなどには、主食として使える商品もあれば、おやつ・副食・トッピング用の商品もあります。
同じように見えても用途が異なるため、パッケージの表示を確認してください。
どれくらいの期間で変えればいい?
フードローテーションに、
「必ず○週間ごとに変えなければいけない」
という決まりはありません。
犬によって、
- 飽きやすさ
- お腹の強さ
- 食べる量
- 購入している袋のサイズ
などが違うからです。
家庭で取り入れやすい方法のひとつは、
「1袋を使い切ったら次のフードへ」
という方法です。
例えば小袋サイズを選んで、
Aを1袋
↓
Bを1袋
↓
Cを1袋
↓
Aへ
と回していきます。
これなら、
「いつ変えればいいんだろう?」
と難しく考える必要もありません。
また、大袋を長期間開封しておくより、小さめの袋を使い切りながらローテーションすることで、フードの鮮度管理もしやすくなります。
DOGCAT COCOでは、単純に大容量がお得かどうかだけでなく、その子がどのくらいの期間で食べ切れるのかも考えてフードサイズを選ぶことをおすすめしています。
新しいフードへ変えるときは、少しずつ
フードをローテーションするときも、いきなり100%新しいフードへ変更するのではなく、初めて食べるフードの場合は少しずつ切り替えてあげるのがおすすめです。
例えば、
今までのフード多め + 新しいフード少量
↓
半分ずつ
↓
新しいフード多め
↓
新しいフード100%
というように、便や体調を確認しながら徐々に変更します。
お腹が敏感な子は、さらにゆっくり切り替えてあげましょう。
逆に、普段からいろいろな食事に慣れていて、お腹の状態にも問題がない子では比較的スムーズに変更できることもあります。

フードが変わると「同じ量」とは限りません
ここも注意してほしいポイントです。
AからBへフードを変えたときに、
「前のフードが100gだったから、次も100g」
とは限りません。
商品によって100gあたりのカロリーは違います。
同じ量を与えていても、摂取カロリーが増えたり減ったりすることがあります。
フードを変更したら、パッケージに記載されているカロリーや給与量を確認し、体重や体型を見ながら調整してあげてください。
3種類全部を同時に開封する必要はありません
ローテーションだからといって、
A・B・Cの袋を全部開けて、
「今日はA、明日はB、明後日はC」
と毎日変える必要はありません。
むしろドライフードの場合は、複数の袋を同時に開封すると、その分それぞれのフードを使い切るまでに時間がかかります。
1袋ずつ使い切りながら次へ。
この方が管理もしやすく、フードの鮮度も保ちやすくなります。
トッピングもローテーションできます
「今のドライフードは体に合っているから、主食そのものはあまり変えたくない」
という子もいます。
そんな場合は、トッピングをローテーションする方法もあります。
例えば、
フリーズドライトッピング チキン
↓
フリーズドライトッピング 魚
↓
ウェットフードトッピング
↓
チキンへ
といった使い方です。
フリーズドライフードは主食として使うと価格が高めの商品もありますが、少量を砕いてトッピングとして使用するのであれば、取り入れやすい場合もあります。
香りや食感にも変化をつけられるので、食いつきをサポートする方法のひとつです。
ただし、トッピングを増やしすぎると栄養バランスやカロリーにも影響します。
「食べないからどんどん豪華にする」のではなく、最初から量や使うものを決めて計画的に使うことが大切です。
ローテーションが向かない場合もあります
すべての犬にフードローテーションが必要なわけではありません。
例えば、
- 現在のフードを問題なく喜んで食べ続けている
- フードを変えるとお腹を崩しやすい
- 食物アレルギーの確認のため食事管理をしている
- 療法食を獣医師の指示で食べている
- 持病があり食事内容に制限がある
といった場合は、無理にローテーションする必要はありません。
特に療法食や食物アレルギーの診断・除去食試験などを行っている場合は、自己判断でフードを変更せず、獣医師へ相談してください。
「毎日同じもの」でも問題なく食べているなら、それも正解です
ここも大切です。
DOGCAT COCOではフードローテーションをひとつの方法としておすすめしていますが、
「ローテーションしなければいけない」
ということではありません。
ひとつのフードを毎日喜んで食べ、便や体調、体重などにも問題がないのであれば、その食事を続けることももちろん選択肢です。
フードローテーションは、
「飽きやすい」
「いろいろ食べられる子にしておきたい」
「将来の選択肢を増やしておきたい」
そんなときに使えるひとつの方法として考えてみてください。
大切なのは「食べなくなってから」ではなく「食べているうちに」
フードローテーションで一番お伝えしたいのは、
「飽きたから変える」のではなく、「飽きる前に変える」
ということです。
食べなくなる。
もっと美味しいフードに変える。
また食べなくなる。
さらに美味しいものを探す。
という流れに入ってしまう前に、
Aも食べられる。Bも食べられる。Cも食べられる。
そんな選択肢を普段から作ってあげる。
今食べているフードを嫌いになるまで与え続ける必要はありません。
愛犬の体調やお腹の状態を見ながら、無理のない範囲で食事の選択肢を増やしてみてください。


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